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Surrealistic Brussels 
シュルレアリスティック・ブリュッセル
ブリュッセル、アートめぐり
シュルレアリストの画家ルネ・マグリットを中心に

 ブリュッセルは今も昔も芸術の都。今世紀最大の芸術運動であるシュルレアリスムにおいても、ブリュッセルはその主要な舞台となった。そのため街に残るカフェやなにげないアパルトマンが、かつてのシュルレアリストたちゆかりの場所であることも珍しくない。   
 大規模なルネ・マグリット生誕100周年記念回顧展が王立美術館で1998年に開催され、またかつてのマグリットの住居が美術館として開館された。近年のブリュッセルは今まで以上にシュルレアリスムを意識させる都市になっている。   
 以下は、美術館見学にあわせて、街に溶け込んだ意外なスポットをたずねるコースの提案。旅に「テーマ」と「発見」を加えて、ブリュッセルの限りない魅力を満喫するのはいかがだろう。
 
   
歩いてまわるコース
 ブリュッセルの中心グランプラスから王立美術館をへて再び下町、アンスパック通りへと、画家ゆかりのカフェやレストランなどを訪ねるコース。約2時間。
   
順路     
(1)グラン・プラスから、王立美術館のある坂道を上がる途中に。パレ・デ・コングレ Coudenberg 3  内部に、1961年に制作されたマグリットの4枚目の壁画がある。タイトルは「神秘のバリケード」。同所にはポール・デルヴォーの壁画もある。見学は要予約。  
(tel.: +32/2/513.41.30)
 
(2)そのまま坂を登り、ロワイヤル広場へ。  
高台から見下ろすブリュッセルの美しいパノラマが広がる。王立美術館 Rue de la Régence 3王立美術館の一部である近代美術館はシュルレアリスム関連の豊かなコレクションで有名。
 
(3)アンティーク店の多いサブロン地区を通って、カフェへ。広場では土・日にアンティーク市が立つ。ブリュッセルで一番美しいフランボワイヤン・ゴシックのサブロン教会も見える。
 
(4)カフェ・ラ・フルール・アン・パピエ・ドレ La Fleur en Papier Dore   
1920年代のベルギー・シュルレアリスムの雰囲気が漂う店。マグリットのほか、E.L.T.メセンス、ユーゴー・クラウス、ジャン・デュビュフェ、ピエール・アルシンスキーなどもよく訪れた。静かな当時のままの店内には、彼らを偲ばせる詩句などが掛けられている。   
Rue des Alexiens 53-55, 1000 Brussels   
tel.: +32/2/511.16.59
 
(5)そのまま坂を下り、2つめの角を左折。 ブリュッセル美術アカデミー  Rue du Midi 144   
マグリットは1916年同校に入学。ファン・ダム、ギスベール、コンバ、そして象徴主義の画家モンタルドらに習い、2年を過ごした。画家のヴィクトル・セルヴランクスと出会ったのもここ。マグリットの履修した文学の教授陣の中には小説家ジョルジュ・エックハウトがいた。
(6)目抜き通りのアンスパック通りを渡り、しばらく歩くと、カフェ・グリニッジ Taverne Greenwich チェス好きの集まるカフェ。夕方にはチェスボードをはさんだ愛好家たちでにぎわう。文学教授エックハウトの好みの店だったが、マグリットもたまにやって来て、チェス相手に自分の絵を紹介した。   
Rue des Chartreux 7, 1000 Brussels   
tel: +32/2/511.41.67   
グリニッジ周辺は現代美術のギャラリーやモダンなレストランも多い。証券取引所のメトロ駅にはデルヴォーの壁画がある。そのまま歩けば次のカフェが。
 
(7)カフェ・ル・シリオ Le Cirio    
証券取引所の隣にあるカフェ。静かな古い店でマグリットの教授の好んだ店。マグリットも来たはず。シャンソン歌手ジャック・ブレルのお気に入りの店でもあった。Rue de la Bourse 18, 1000 Brussels   
tel: +32/2/512.13.95
 
(8)モネ広場前まで歩き、右折。明るいショッピング・アーケード、ギャルリ・サンテュベールへ。アーケード内には、カフェ、アート・グッズ、チョコレート店、書店、ファッション関連のショップなどがある。
 
(9)テアトル・ロワイヤル・デ・ギャルリTheatre Royal des Galeries   
ギャルリ・サンテュベールの中にある劇場。マグリットの最初の壁画(天井画)がある(1951年)。青空に白い雲が浮かんでいるだけのシンプルな作品。(観劇以外の入場不可)。   
Galeries du Roi 32, 1000 Brussels   
tel.: +32/2/512.04.07 月曜休
 
(10)途中のギャルリ・ボティエに集まる古本屋も楽しい。
 
(11)レストラン・ラ・ルー・ドール La Roue d'Or 黒服の空飛ぶ紳士やシルクハットなど、マグリットを思わせる素晴らしい天井画で知られる店。「帽子屋通り」の名前にちなんだこの内装はオーナーのアイデア。料理も素晴らしく、1994年にはブリュッセル市観光局レストランガイド審査員賞を受賞。   
Rue des Chapeliers 26, 1000 Brussels   
tel.: +32/2/514.25.54
fax: +32/2/512.30.81
   
営業: 12h00-0h30
         
車でまわるコース  (約2時間)
順路   
(1) マグリット美術館
    Rue Essegem 135.
 ブリュッセルの北西部ジェット区にあるこの家は、マグリットが1930年から1954年にかけて住んでいた家。彼が住んだのは庭のある1階の部分。代表的な作品のほとんどはこの家のアトリエで描かれた。
(3) ミモザ通りの家
     Rue des Mimosas 97
 マグリットが晩年の10年間を過ごしたコテージ風の家。1階には4部屋あり、マグリットは主に通りに面した部屋で作品を描いた。次の部屋はダイニングルーム、その次がロビーで、最後は台所だった。
(2) スカールベーク墓地
    Cimetière de Schaerbeek
 第16区02部にある26番目の墓にルネ・マグリットとその妻ジョルジェット・ベルジェが眠っている。すぐ近くにマルセル・マリエンの墓(第17区11部15番目)もある。
(4) サン・ジョス区役所
    Avenue de l'astronomie 13
 1922年6月、マグリットとジョルジェット・ベルジェがここで結婚した。
   
ブリュッセルの主な美術館
 
王立美術館
 ベルギー最大の美術館で、古典美術館と近代美術館の2部からなる(入口は古典美術館のみ)。近代美術館所蔵の代表的なベルギーの画家にはマグリット、ポール・デルヴォー、ナヴェ、アンソール、リック・ワウテルスなど多数。98年にマグリット生誕100周年大回顧展(3/6-6/28)、翌99年にジェームス・アンソール没後50周年記念回顧展(9/24-2000/1/21)の連続大回顧展を開催。
Royal Museums of Fine Arts of Belgium   
Rue de la Régence 3, 1000 Brussels   
tel: +32/2/508.32.11    fax: +32/2/508.32.32   
○火〜日 10:00〜17:00  ×月、1/1、1月第2木曜、5/1、11/1・11、12/25
入館料: 一般5ユーロ、第一水曜13:00以降は無料、団体3.5ユーロ
 
マグリット美術館
ルネ・マグリット夫妻が1930年から1954年にかけて住んでいた家。
Magritte Museum
Rue Essegem 135, 1090 Brussels
tel: +32/2/428.26.26

○水〜日 10:00〜18:00 ×月、火 
入館料: 一般6ユーロ、団体5ユーロ(最大10名)
 
イクセル美術館
19-20世紀の美術を収蔵。ラーテム画派、ペルメークなどのベルギー美術のほか、マグリット、デルヴォー、クノップフなどの豊かなコレクションがある。絵画のほかにもポスター、彫刻など見るべきものが多い。   
Museum of Ixelles   
Rue J. Van Volsem 71, 1050 Brussels   
tel: +32/2/511.90.84      fax: +32/2/647.66.72   
○13:00-19:00(土・日は10:00-17:00) ×月曜、祝日 入場無料
 
アントワーヌ・ウィールツ美術館
ベルギー・シュルレアリスムの先駆者ウィールツのアトリエを使用した美術館。19世紀の作品などを収蔵。入場無料。
Antoine Wiertz Museum   
Rue Vautier 62, 1050 Brussels     tel: +32/2/648.17.18

        
 
 

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