王立モネ劇場は通称「モネ劇場」と呼ばれ、300年の歴史と名声を誇るオペラ劇場です。 1152席を有しヨーロッパ屈指の劇場の一つに数えられています。伝統を踏まえながらも、EUの首都ブリュッセルという地の利を活かしあらゆる国の文化の流れを取り入れると共に、異色の人材、高田賢三、アントワープ・モードのドリス・バン・ノッテン、クリスチャン・ラクロアなどを衣装デザインに起用、受け入れることで、オペラ界に新風を巻き起こしています。 モネ劇場では、オペラだけでなく、コンサート、ダンス、ミュージカルなどが公演され、特に1992年ローザス・ダンスカンパニーをレジデンスカンパニーとして迎え、2002年には日本人指揮者・大野和士氏を音楽監督に迎えるなど、さらなる注目を浴びております。 |
| 《歴史》 |
1700年に公共の劇場として銀行家によって創立。「モネ劇場」という愛称は、当時造幣局の跡地に建設されたことから、フランス語のお金モネ=la
monnaieに由来しています。
ナポレオンの命によって老朽化した建物の後ろに新しい劇場が建設。1830年に上演された“ポルティチの聾唖の娘”をきっかけに愛国心に火がつき当時ベルギーを支配していたオランダに対しデモが起こり、皮肉にもこのときオペラの上演を解禁したオランダ王ウイリアム1世が自らを撤退へ、ベルギー独立へと導くこととなったのです。ベルギー王国175年の歴史はこうしてオペラから始まりました。1963年に劇場は王立オペラ座となり、現在もなお新しい芸術の風を取り入れています。 |
| 《劇場》 |
1152席を有し、美しい音を響かせる名高い劇場の一つです。 ファッサードにはウジェーヌ・シモニスによる“情熱のハーモニー”をテーマにしたレリーフが飾られています。また、1855年に再建されたホールは重厚な雰囲気が漂い、天井画“芸術の保護者ベルギー”は2人のフランス人画家に手がけられたものです。階段のフレスコ壁画はベルギー象徴派画家エミール・ファブリによる作品。劇場内には、そのほかにも現代美術の巨匠達の手によっていたるところに内装がほどこされ、劇場そのものが美術史を語るものとなっています。
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| 《アトリエ》 |
モネ劇場はより素晴らしい公演を目指すために、スタッフ専属アトリエとして1998年より別館を設けました。アトリエは、照明、美術、衣装、ヘア・メークなど各分野ごとに用意され、またオーケストラのリハーサルホールFiocco(300人収容)、オペラのリハーサルホールMalibran(360人収容)も備えております。まさに、音楽芸術の研究所とでもいえるような場所です。
La
Monnaie / De Munt les Ateliers de la Monnaie Place de la Monnaie
– 1000 Bruxelles (Salle Malibran & Salle Fiocco) T:
+32-2-229-12-00 23, rue Léopold F: +32-2-229-1330 1000
Bruxelles e-mail:
info@lamonnaie.be www.lamonnaie.be |
| ■モネ劇場で芸術を楽しむには・・・ |
10月頃から翌年6月頃までが音楽シーズン。モネ劇場でも、多くの公演が予定されております。
* 公演予定
詳しくは、モネ劇場のホームページへ
* チケット購入方法 事前に、日本で購入することもできます。モネ劇場ホームページからのオン・ラインチケットは公演日およそ一ヶ月前より発売。詳しくは、ご利用の旅行会社までお問い合わせ下さい。 但し、出発まじかになっての日本からのチケットのご購入はお薦めできません。 現地に行かれましてから、劇場のチケット売り場にて空き席をお尋ね下さい。 |
| ■モネ劇場を見学するには・・・ |
個 人 10月〜翌年6月の毎土曜(祝祭日は除く) 12:00〜 《予約不要》 料金:7ユーロ 、4ユーロ《28歳未満》 劇場ガイド付き見学 劇場内部の歴史、装飾の他、アトリエの方も見学いたします。
グループ 料金:7ユーロ(ミニコンサート付+5ユーロ) 最小催行人数:15名(予約に応じ) ガイド:フランス語・オランダ語・英語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語のみ *
一般コース モネ劇場の歴史や建築のほか、オペラの舞台の秘密も知ることができます。 |
| ■
テーマ別コース |
オペラ,はじめの一歩(Un opera, du
concept à la
premiè) オペラ、コンサートの初心者のためのコース。 オペラってどうやって楽しむの?年間の公演目はどうやって決めるの?等 素朴な疑問に答えつつ、より音楽を身近なものにしていただきます。 王立モネ劇場、建築の300年史
(Le Théâtre Royal de la Monnaie, trios cents ans d’architecture
théâtrale) 1967年に着工に取りかかってから現在まで、300年あまり幾度の改修を経てきたモネ劇場。建物の特徴をその歴史とともに紐解いていきます。 モネ劇場における造形アート
(Un regard sur les arts plastiques à la
Monnaie) 300年の歴史の中で、モネ劇場は常に国内外を問わず多くのアーティストを受け入れてきました。ウジェーヌ・シモニス(1953)のペディメント、エミール・ファブリ(1907-1933)のフレスコ壁画…など。オペラハウスを芸術的視点から楽しむコース。 舞台大道具の過去と現在
(Les marchineries théâtrales d’hier et
d’aujourd’hui) モネ劇場が生まれる4世紀前から、オペラは常に舞台の流行をいっていました。 大道具の技術なくしては多くの分野にわたる芸術的作品はありえなかったのでは。今日にいたるまでの、大道具の世界の発展を模型などを使って紹介いたします。
*(見学に加えて)ミニコンサート 各ガイド-ツアーに加え、10月から翌年6月までの毎金曜、ミニコンサート(正午)を楽しむことができます。コンサートは、モネ劇場内のグランド・ホワイエで12:30より開演。バロックからコンテンポラリーまで様々な音楽を気軽に楽しめるプログラムが企画されております。 |
見学チケットは、劇場チケット売り場でご購入下さい(火曜〜土曜 11:00〜18:00) いずれの見学も、所要時間はおよそ1時間30分から2時間となります。 予約・連絡先:Théâtre
Royal de la Monnaie, rue Lépold 4, 1000 Bruxelles T:
+32-2-229-13-72 F: +32-2-229-13-36 e-mail :
i.pouget@lamonnaie.be |
| ■モネ劇場 注目のあれこれ |
ダンスカンパニー・ローザス(Rosas) 芸術監督はフランドル出身のアンテレサ・ドゥケースマイケル。 ブリュッセルの王立モネ劇場のレジデンスカンパニーであり、フランダース文化大使も務める、ベルギーを名実ともにリードするダンス・カンパニー。その作品はパリ・オペラ座やニューヨーク・リンカーンセンターをはじめ世界各国で上演され絶賛を浴びている。 ローザスとモネ劇場が主導しP.A.R.T.Sという舞踊学校も開校している。現在、ローザスには日本人舞踊家が3人所属し、その内一人はこの舞踊学校の出身でもある。(詳しくはwww.rosas.be)
王立モネ劇場音楽監督:大野和士氏 1960年
東京生まれ 東京藝術大学にて遠藤雅古氏に指揮を師事 1986年 ドイツ・ミュンヘンに留学 1987年
第3回アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールで優勝 1988年〜1996年
ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者・音楽監督・ 首席指揮者 1996年〜2002年
ドイツ・バーデン州歌劇場音楽総監督 1992年〜
東京フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者を経て、同楽団桂冠指揮者 2002年〜
ベルギー・王立モネ劇場音楽監督就任 12歳の時に小学校クラブを率いて指揮者デビューを果たした大野氏は、現在、日本でスケジュールを押さえるのが最も難しい指揮者となっている。就任披露となったR.シュトラウス「エレクトラ」公演は“ブリュッセルの奇跡”として欧州楽壇の話題となったことは記憶に新しい。2005年10月には、Bunkamuraオーチャードホールでの初来日公演も決定。 |