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June 29, 2008

タンタンの奥深さを知りました

salon_0625.JPG先日6月25日、タンタンをテーマとしたイベントを旅行業およびプレスの方々を対象に開催しました。
ゲストとして日本でタンタンのプロモーションをされている、ムーランサールジャパン代表取締役社長山田さまにお越しいただき、さまざまなタンタンの魅力について語っていただきました。
参加者は30名前後の方々でしたが、みなさま興味深く山田さんのお話を聞いていらっしゃいました。
(画像は当日の様子)

tintin_midi.jpgタンタンは1929年、エルジェによって生み出されました。もともとは「プチ20世紀 Le petit vingtième」という新聞の毎週木曜に掲載された漫画で、タンタンが掲載されると売り上げがどんどん伸びたとか。
タンタンは全部で24巻ですが、最後の「タンタンとアルファアート」は42ページ目までを制作し、エルジェは他界してしまったため未完となっています。
タンタンが生まれてから約80年経つわけですが、これまで世界で1億4000万冊の漫画が売れたと言います。


tintin_panneau.jpgタンタンは作品の中ではソビエトにはじまり、コンゴ、アメリカ、ペルー、チベットなどさまざまな国を旅し、そこで起きる事件を次々と解決します。しかしながら、それを描いていたエルジェ自身はほとんど海外に出たことがないそうです。
ではどうやって遠く離れた国の景色や人々を描いていたか・・・。
彼は雑誌「National Geographic」を掲載された世界の各国の風景やそこに住む人達からインスピレーションを得て描いたとか。
風景を模写したとはいえ、そこからさまざまなストーリーを生み出したエルジェは相当な想像力の持ち主だったことは言うまでもありません。

タンタンはさまざまな有名な人物をもとりこにしています。
例えば、フランスのシャルル・ド・ゴール大統領は大きな選挙に勝利した後、「私のライバルとなる人は、あとはタンタンだけだ」と言う演説をしていますし、またジョージ・ルーカス監督の映画「インディ・ジョーンズ」は大いにタンタンの影響を受けているそう。タンタンに出てくる場面と非常に似た場面がインディ・ジョーンズにも用いられているということです。

tintin_stockel.jpg 日本で"漫画"というと、駅で売っているものや、単行本を想像しがちですが、ヨーロッパの漫画はA4のハードカバーで、ほとんどが全てカラー、本屋さんに行くと子供よりは大人が立ち読みをしている姿が目に付きます。
またベルギーでは町中のあちこちで漫画のキャラクターを見つけることができます。何十箇所もの町中の通りや、地下鉄や国鉄の駅の壁にもベルギー人作家の漫画が描かれているなど、多くの人が目にする場所に漫画が描かれています。本来タンタンの絵はエルジェしか描くことを許されていませんが、地下鉄ストッケルStockel駅にあるタンタンの壁画は、ブリュッセルの美大生約30人が描くことを許されたそうです。

フランス語で"漫画"はBande Dessinée(バンド・デシネ)、略してBD(ベーデー)と呼ばれています。
たかが漫画、ではなく一つの文化としてのBDを今回のイベントでは知っていただけたと思いますし、これからもより多くの人達に知ってもらえたら、と思っています。

「タンタンは何度読み返しても、読むたびに新しい発見がある」という山田さんの言葉が印象的でした。
またタンタンを読み直してみようかな・・、という気にさせられた山田さんのお話でした。

画像上から:
ブリュッセル南駅の構内に描かれた壁画
ブリュッセル南駅の建物に取り付けられたタンタンとスノーウィー
地下鉄ストッケル駅の壁画

全て(c)OPT-JP Remy

投稿者 Damien66 : June 29, 2008 9:18 PM

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