eBay輸出で「なぜか売れない…」「利益が出ない…」と悩んでいませんか？
その原因の多くは「リサーチのやり方」にあります。
リサーチとは、売れる商品を見つけるための最初のステップ。
そしてこのステップこそが、仕入れの精度・販売価格・利益額すべてを左右する、最も重要な作業です。
この記事では、「売れている価格＝市場相場」を起点とした正しいリサーチ方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
「出品中価格ではなく、Sold価格を見る」ことの重要性や、実際の検索・分析手順まで、徹底的に深掘りしていきます。
失敗しない商品選びの考え方を身につけて、売れ残りゼロ・利益最大化を目指しましょう。
eBayで稼ぐための第一歩は「リサーチ」にあり
なぜリサーチが最重要なのか？成功者が全員やっている理由
eBay輸出で継続して稼いでいる人は、例外なく「リサーチ」に時間をかけています。
逆に、「売れない」「赤字になる」「在庫が残る」といった悩みは、ほとんどがリサーチ不足または間違った判断から来ています。
初心者がつい陥りがちなのは次のような思考です。
- 「自分が安いと思ったから仕入れた」
- 「他の人より安く出せば売れるはず」
- 「とりあえず人気ブランドなら売れるだろう」
これらはいずれも根拠のない思い込みにすぎません。
重要なのは「現在いくらで売れているのか？」という“実際の販売実績＝Sold価格”です。
いくら現在最安値で出品していても、売れている相場より高ければ売れません。
売れていない出品が多く並んでいても、それは「市場価格より高いだけ」のこともあります。
つまり、「安く出す」よりも「売れる価格を知る」ことのほうが何倍も大事なのです。
初心者がやりがちなNGリサーチの特徴
❶「安いから仕入れ」ではなく、「売れるから仕入れ」が基本！
初心者が陥りがちなのが「この価格なら安い」と感じて仕入れてしまうパターンです。仕入れ判断を自分の感覚だけで行うと、実際には需要がなく売れ残るリスクが高くなります。大切なのは「いくらで売れているのか」という事実に基づいて判断することです。
❷「現在の出品価格」を基準に考えてしまう
リサーチでよくある誤りが「今いくらで出品されているか」を見て仕入れ判断すること。しかし、出品価格＝売れる価格ではありません。いくらで“売れた”か（＝落札価格）を基準にして利益を逆算しないと、最安値でも売れないという結果になりかねません。
❸ ブランド名や人気だけで判断する
「これは有名ブランドだから」「人気そうだから」という理由だけで判断するのも危険です。たとえブランド力があっても、出品過多で供給過多になっていたり、型落ちモデルで回転が遅かったりすることも多くあります。ブランドよりも“売れているかどうか”が最優先です。
これが正解！売れる商品リサーチの基本ステップ
「売れている価格＝市場相場」を知るのが出発点
多くの初心者がやりがちなリサーチの間違いは、「今いくらで出品されているか？」だけを見て判断してしまうことです。
ですが、本当に見るべきは 実際に売れた価格（Sold価格）＝市場相場 です。なぜなら、出品価格はあくまで“希望価格”であり、売れて初めて“市場が認めた価格”になるからです。
たとえば、ある時計が$499で出品されていても、実際には過去90日間で$390前後でしか売れていなければ、$499では売れません。
この事実を知らずに仕入れてしまうと、「利益が出ると思ったのに全く売れない」という典型的なミスにつながります。
また、eBayでは過去の販売履歴を以下のように調べられます：
- eBay公式サイトで「Advanced Search」→「Sold items」にチェックを入れる
- Product researchを使って過去1年分の売れ筋や価格帯を分析
- Keepaのような拡張機能でAmazon相場と連携しながら相場の変遷をチェック
「売れている価格＝市場相場」という意識を持つことで、感覚仕入れから脱却し、根拠ある利益計算が可能になります。
販売価格と仕入れ価格の差から“利益”を読む力をつける
eBay輸出で収益を上げるためには、「どれだけ安く仕入れたか」ではなく、「売れる価格から逆算して、どれだけ利益が残るか」を正しく読むことが大切です。
初心者の多くが「仕入れ値が安い＝利益が出る」と考えがちですが、最終的に重要なのは 実利益（円） です。
利益率よりも、1商品あたり何円儲かるかという実数値で判断しましょう。
✅ 具体例：
- 相場（Sold価格）：$180（約27,000円）
- 仕入れ：15,000円
- 送料：2,000円
- eBay・Payoneer手数料：約5,400円
→ 利益：27,000円 −（15,000円＋2,000円＋5,400円）＝4,600円の実利益
このように「販売価格（市場相場）」から 逆算で利益計算 を行うのが基本です。
「売れている価格から逆算する」というシンプルな思考ですが、これができるだけで仕入れ判断の精度が格段に上がります。
リサーチ機能の基本的な使い方
eBayで売れる商品を見つけるには、リサーチ機能を使いこなすことが重要です。ここでは初心者にも必須の基本の検索方法をご紹介します。
🔍 eBay「Sold Listings」の使い方（過去の販売実績を見る）
eBayでは、過去に実際に売れた商品を見ることで「売れている価格＝市場相場」がわかります。
検索画面で「Sold items（販売済み）」にチェックを入れるだけで、販売済みの一覧が表示され、価格帯や写真、販売日が確認できます。
一つずつ見てやっていきましょう。
まずは検索窓に商品キーワードを入力して【Search】をクリック。
今回は「NARUTO」を入れています。
検索結果が表示されたら、左の欄を下へスクロールして「Sold Items」にチェック
「Sold Items」にチェックを入れると「Completed Items」にもチェックが入りますが、そのままで大丈夫です。
検索結果が表示されました。必要に応じてソートしてご確認ください。
📊 「Product Research」で価格推移や回転率を分析
eBay内の「Product Research」機能では、指定したキーワードや商品に対し、過去3年分の販売件数・平均価格・価格推移などがグラフで確認可能です。
「最近どのくらい売れているか？」「平均価格はいくらか？」など、出品戦略の根拠となるデータが手に入ります。
🔗 アクセス方法：
My eBay > Selling > Research > Product Research
売れる商品の見つけ方5選｜初心者にもできるアプローチ
ここでは初心者でも実践しやすい「売れる商品を見つけるための5つの具体的な方法」を紹介します。
リサーチは慣れれば楽しくなります。まずは“売れている実績”をベースに、着実に見極めるコツを掴みましょう。
ジャンル・ブランドから「定番」商品を探す方法
まずは安定して売れやすいジャンル・ブランドに注目することが基本です。
例えば：
- ナイキの人気スニーカー（Air Force 1、Dunk、Jordanなど）
- アディダスの定番モデル（Superstar、Sambaなど）
- ルイ・ヴィトンのキーケースや財布（ダミエ、モノグラム系）
こうした“ロングセラー商品”は、多少価格が上下しても一定のニーズがあります。
eBayでの販売履歴（Sold）を確認すれば、毎月どのくらい売れているかも一目瞭然です。
ちなみに「ナイキ スニーカー」で検索すると47万個以上売れています。
検索条件×フィルターで需要を見極める方法
「何がどれくらい売れているか？」を可視化するには、eBayの検索フィルターを使いこなすことが重要です。
特に意識すべきポイントは以下の通りです。
✅「過去30日間で何個売れたか」を確認
eBayでは「Sold Items」＋「Completed Listings」フィルターを活用することで、売れた数・価格・出品数のバランスが確認できます。
- 「30日以内に10個以上売れている」なら回転率が良い商品
- 「出品数が多いのに売れていない」商品は避ける
✅価格帯ごとの売れ方を比較する
同じ商品でも、「$100台は売れてるが、$200台は動いていない」といった傾向もあります。
価格を絞って比較することで、売れやすい価格帯が見えてきます。
✅コンディション（状態）での違いも見る
「新品は売れているが中古は売れていない」「箱なしは安いが回転が早い」など、状態による需要の差も重要な指標です。
条件を細かく調整して本当に動いているゾーンを掘り下げましょう。
「とりあえず出品されてる＝売れる」とは限りません。Soldデータをフィルターで深掘りし、ニーズが集中している条件を見極めることで、仕入れ判断の精度が格段に上がります。
ライバルの人気出品者から商品選定を学ぶ
売れている商品を見つける最短ルートは、「すでに売っている人」から学ぶことです。
eBayでは、トップセラーやニッチで売れている個人出品者の出品傾向をチェックすることで、再現性のある商品リストを作ることができます。
✅ ステップ①：売れている商品の出品者を特定
Sold一覧から、同じ商品を複数売っているセラーを見つけましょう。
→ 同じ価格帯・同ジャンルの商品が複数売れていれば、そのセラーは再現性がある「当たりジャンル」で稼いでいる可能性が高いです。
✅ ステップ②：そのセラーのストア・出品一覧をチェック
セラーIDをクリックし、「Seller’s other items」から現在の出品商品を確認。
- どんな商品を主軸にしているか
- どの価格帯を狙っているか
- コンディション（中古／新品）の傾向
などから、「売れているジャンル・戦略」を読み取れます。
✅ ステップ③：出品方法や説明文も参考にする
- タイトルの付け方（キーワードの使い方）
- 商品画像の撮り方
- 説明文の構成（ポイント強調・スペック記載など）
ライバルの「売るための工夫」を学び、自分の出品にも取り入れることで、リサーチ→出品→売上UPまでの一連の流れがスムーズになります。
価格帯×地域別の需要のズレを活かす方法
同じ商品でも、売れる価格や需要は「国」によって大きく変わります。
eBayはグローバルマーケットだからこそ、地域別のニーズと価格差を把握しておくと、より効率的なリサーチが可能になります。
✅ 国ごとの需要のズレをチェックする
- アメリカでは定番だけど、イギリスではレア扱いの商品
- オーストラリアでは価格が高騰しているけど、日本では在庫が多いジャンル
- ヨーロッパ圏ではヴィンテージ系、アジア圏では最新モデルが人気 など
同じ商品でも、「高く売れる国」を狙えば利益を最大化できます。
✅ 通貨別の価格帯を分析する
eBayでは出品国に応じて通貨表示が変わるため、
【USD】【GBP】【AUD】【EUR】など、それぞれの価格帯と需要を比較すると、
- どの国で高く売れているか
- どの国で回転率が高いか
- 利益が出やすい販売ルートはどこか
といった判断材料になります。
✅ 無在庫販売でも活かせる考え方
無在庫形式の場合、在庫リスクがない分、地域別の販売価格のズレを積極的に活用しましょう。
「日本で仕入れて→価格差の大きい国で販売」することで、より高い利益を確保できます。
価格リサーチは「世界」を意識することで差が出ます。国別の需要と価格差を読む力をつけて、eBay輸出ならではのチャンスを最大限活かしましょう。
利益を残す“狙い目ゾーン”を見つけるコツ
eBay輸出で最も避けたいのが、「売れたけど儲からない」商品選定です。
リサーチのゴールは、「安定して売れて、しっかり利益が残る商品」を見つけること。
そのためには、仕入れやすさ・回転率・利益額の3軸で「狙い目ゾーン」を見極める必要があります。
✅ 「利益率」より「利益額」で判断しよう
- 利益率が高くても、販売価格が低ければ利益は小さくなります。
- 例：500円の商品で利益率50％ → 利益250円
- 例：20,000円の商品で利益率10％ → 利益2,000円
実際のビジネスでは、実利益（円やドルの金額）ベースで考える方が安定します。
✅ 3つの軸で“狙い目ゾーン”を見つける
以下の3点をチェックして、バランスの良い商品を選びましょう。
- 仕入れやすさ：国内で安定的に手に入るか？偽物リスクがないか？
- 回転率：eBayでの「過去30日間の販売数」は十分か？
- 利益額：販売価格と送料・手数料を差し引いた後に、利益は残るか？
✅ 初心者がつまずきやすい「売れてるけど薄利」ゾーンに注意
初心者がよく狙いがちなのが、「毎日たくさん売れてるけど、利益が数百円」という商品。
これは一見魅力的ですが、送料高騰や手数料、トラブル対応を考えると、手間ばかりかかって利益が残りません。
「売れるかどうか」だけでなく、「いくら儲かるか」までセットで考えるのがリサーチ成功の秘訣。
実益重視の“狙い目ゾーン”を見極める力を身につけましょう。
リサーチの質を高める！よくある疑問と解決策
「商品名がよくわからないとき」はどうする？
リサーチを始めたばかりの初心者に多い悩みが、「商品名がわからない」状態です。商品に型番や英語表記がなく、検索の起点すら見つけられない…という場合は、以下の方法を試してみましょう。
- Google画像検索：商品写真を使って類似商品を探す
- ヤフオク・メルカリのタイトル例を参考にする
- 特徴をキーワードにしてeBay内で英語検索（例：「leather key case louis damier」など）
このように「まずは似た商品を見つける」視点でアプローチすることで、正確な商品名や型番を徐々に特定できます。
ノーブランドや型番不明商品の調べ方
ノーブランド品や型番が一切記載されていない商品も多く存在します。この場合は、商品の特徴を分解してキーワードに変換することが重要です。
たとえば：
- カラー、素材（例：leather, nylon, silver）
- 用途や形状（例：wallet, shoulder bag, necklace）
- 特徴的なパーツ（例：zipper, chain, clasp）
これらのキーワードを組み合わせて eBay 検索にかけることで、類似商品の販売履歴を辿ることができます。
AdvancedとProduct Researchのどちらを見るべき？
結論から言えば、どちらも使い分けが重要です。
| リサーチ方法 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| Advanced | 最近90日間の「実売データ」を一覧で確認できる。視覚的で直感的。 | 相場の把握・回転率の確認 |
| Product Research | 長期間（3年）にわたる販売履歴がわかり、平均価格や出品数の推移も表示される。 | 季節変動や販売トレンドの分析 |
初心者はまず Advanced で「今売れているもの」を掴み、慣れてきたら Product Research で深掘りすると良いでしょう。
📝まとめ 「売れているかどうか」から逆算する仕入れ習慣を
「仕入れられるから出す」ではなく、「本当に売れるものを基準に仕入れる」──これがリサーチ成功の鉄則です。
まずはeBayのSold一覧で過去に売れた価格を確認し、相場感を掴むことが第一歩。そしてその価格から逆算して利益が出せる商品を探すクセをつけましょう。
「出品価格」や「最安値」だけを見て判断していると、なかなか売れず在庫を抱えるリスクも増してしまいます。
また、回転率・利益額・仕入れ難易度の3軸でバランスよく選ぶことで、長期的にも安定した成果を出しやすくなります。
📌 今すぐできる行動チェックリスト
- Sold一覧で「売れている価格」を確認する
- ライバル出品者の販売履歴を観察する
- 想定仕入れ額とのギャップから実利益を逆算する
👉 さらに実践的なノウハウは以下の記事で詳しく解説しています。
【次のステップへ】eBay輸出で本気で成果を出したいあなたへ特別なご案内
最後までこの記事をお読みいただき、本当にありがとうございます。
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ブログでは、eBay輸出の基本的な考え方や始め方について解説してきました。
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