東南アジア路線の中でも人気の高い「成田―ホーチミン線」。
今回搭乗したのは、ベトナム航空のビジネスクラスです。ANAマイルを使って予約できる数少ないスカイチーム系エアラインということもあり、「コスパよく快適に飛べる国際線」として注目されています。
この記事では、実際の搭乗体験をもとに、チェックインからラウンジ、シートや機内食までを詳しくレポートします。
さらに後半では、「ANAマイルでベトナム航空に乗る方法」や、「ANAアメックスカードを活用したマイルの貯め方」も紹介します。
これからホーチミンへの渡航を検討している方、ANAマイルの上手な使い道を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
フライト概要とチェックイン

ベトナム航空VN301便
今回利用したのは、ベトナム航空 VN307便(成田→ホーチミン)。
出発は午前9時30分発で、約6時間のフライトを経てホーチミン・タンソンニャット国際空港へ到着します。
使用機材はボーイング787-9 ドリームライナー。
ビジネスクラスは1-2-1配列のスタッガードシートで構成されており、全席から直接通路にアクセスできる設計。プライバシーを確保しながら快適に過ごすことができます。
チェックインカウンターと手続き
チェックインは成田空港第1ターミナル北ウイングのベトナム航空専用カウンターで行われます。

ビジネスクラス専用レーンがあり、朝の混雑時間帯でも待ち時間は少なめ。スタッフの対応も丁寧で、スーツケースには「PRIORITY」タグが付けられ、ホーチミン到着後も優先的に受け取ることができます。
優先搭乗と手荷物サービス
ビジネスクラス利用者は、セキュリティチェックおよび搭乗ゲートで優先レーンを利用できます。
また、搭乗券には「SkyPriority」の印字があり、出発から到着まで一貫して優遇を受けられるのが特徴です。

搭乗ゲート付近では、ANAやJAL便に比べると比較的落ち着いた雰囲気で、ゆとりをもって搭乗を待つことができます。

出発前の楽しみ|成田空港ラウンジ体験
国際線の旅の楽しみのひとつが、出発前のラウンジで過ごす時間。
今回は、成田空港第1ターミナル第1サテライトにある「NARITA PREMIER LOUNGE」を利用しました。
広々とした空間に、軽食やドリンク、ビジネス設備などが整っており、フライト前にゆったりとくつろげる環境が魅力です。
ビジネスクラス利用者専用の落ち着いた雰囲気で、搭乗前の時間を静かに過ごしたい方に最適なラウンジといえるでしょう。
ラウンジの詳細や提供メニュー、シャワー設備などについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
👉 【徹底レポート】成田空港第1ターミナル「NARITA PREMIER LOUNGE」体験記!最新設備とサービスを紹介

出発前の退屈な時間を快適に過ごせるだけでなく、リラックスして搭乗に臨めるのもラウンジ利用の大きなメリット。
軽く食事を済ませて、落ち着いた気分でフライトの準備を整えることができました。
機内レポート:シート・設備

座席の広さ・リクライニング・収納スペース
今回利用したベトナム航空の成田発ホーチミン行きビジネスクラス(VN307便)は、ボーイング787-9型機。
シートはフルフラット仕様で、身長180cmの私でも十分に足を伸ばして休むことができる広さです。
隣席との間隔もしっかり確保されており、プライバシー性の高いヘリンボーン配列が採用されています。
収納スペースも豊富で、ラップトップやスマートフォン、ペットボトルを手元に置いたままでも窮屈さを感じません。

ゆったりとした配列が印象的なベトナム航空のビジネスクラスシート。落ち着いたグリーン系の色合いで統一され、高級感と清潔感のあるデザインです。

窓側の座席はプライバシー性が高く、外の景色を眺めながらリラックスできます。

シートの操作ボタンや読書灯、USBポートなどが手の届く位置に配置されています。

電動で細かく調整できるリクライニングコントロール。

ヘッドフォンがシート脇に収納されています。映画や音楽も臨場感あるサウンドで楽しめます。

アームレストは収納式で、リクライニング時にはフラットに。隣席との間隔もしっかり取られており、窮屈さを感じません。

安全のしおりや雑誌が整然と収納され、水のボトルホルダーも完備。細かな気配りがうかがえます。
アメニティ・モニター・USB電源など
シートには大型のタッチパネル式モニターと、USB電源・コンセントが完備。
ヘッドホン、スリッパ、アイマスクなどの基本的なアメニティもセットになっており、出発前から快適に過ごせます。
ブランケットやクッションも厚みがあり、特に早朝便では睡眠を重視したい方にとってうれしいポイントです。

大型モニターでは日本語対応の映画やドラマも視聴可能。画質も良く、エンターテインメント面でも満足度が高いです。

足元スペースも広く確保されており、靴を脱いでリラックス可能。スリッパも標準で用意されています。


ベトナム航空のビジネスクラスでは、落ち着いたベージュトーンのポーチに入ったアメニティキットが配布されます
内容は歯ブラシセット、アイマスク、靴下、くし、リップバームやハンドクリームなど、フライト中を快適に過ごすための基本アイテムがしっかり揃っています。
特に目を引くのが、写真下部にある「意思表示シール」。
「起こさないでください」「食事の際に起こしてください」など、自分の希望を客室乗務員に伝えるためのステッカーで、座席周辺に貼って使う仕組みになっています。静かに休みたい方や、食事サービスを逃したくない方にとって、細やかな心配りを感じられる便利な工夫です。
機内Wi-Fiやエンタメ環境
機内エンターテインメントは英語・ベトナム語を中心に、映画・音楽・ゲームが幅広く用意されています。
日本語対応コンテンツはやや少なめですが、画面の反応がスムーズで使いやすい印象。
機内食とドリンクサービス
離陸後まもなく、温かいおしぼりとともにドリンクサービスがスタート。
シャンパンやワイン、ベトナム航空オリジナルのカクテル「Hello Vietnam」など、上品なセレクションが並び、機内でのリラックスタイムを演出してくれます。
その後、前菜、メイン、デザートの順に提供され、洋食と和食から選択可能でした。今回は洋食を選びましたが、和食の方が多い印象でした。
全体的に見た目の華やかさと味のバランスが良く、機内食としてはクオリティは高いです。
食後には香り高いベトナムコーヒーや紅茶、さらにはワインやウイスキーも楽しむことができ、出発から到着まで充実した時間を過ごせました。

海老と野菜のテリーヌ、チキンロールの冷製など、色彩も美しい前菜。軽やかな口当たりで、フライトのスタートにぴったりです。

滑らかなかぼちゃのスープと、スモークダックを使ったサラダが絶妙な組み合わせ。ナッツ入りのサラダが食感のアクセントになっています。

デミグラスソースの香りが広がる王道の洋食メニュー。ポテトと温野菜もバランス良く添えられ、満足感のある一皿です。

食後のデザートには、チーズとフレッシュフルーツの盛り合わせ。甘味と塩味のコントラストで、ワインとの相性も抜群です。

ワイン、スピリッツ、カクテルに加え、ベトナムコーヒーやグリーンティーなどノンアルコールも充実。長距離フライトでも飽きることなく楽しめる構成です。

メインはハンバーグまたはサーモンの洋食、もしくは豚の柚子味噌焼きや鯛の煮物などの和食から選択可能。どちらも上品な味付けで、ベトナム航空らしい“和とアジアの融合”を感じられる内容でした。
ANAマイルでお得に搭乗する方法
実は、今回のベトナム航空ビジネスクラスは ANAマイルを使って特典航空券として予約することが可能 です。
ベトナム航空はスカイチームに加盟していますが、ANAと提携しており、ANAマイレージクラブのマイルを利用してベトナム航空便を発券できます。
つまり、「スターアライアンス便しか乗れない」と思っている方にとっても、ベトナム航空はANAマイル活用の“隠れた選択肢”と言えます。
たとえば、成田〜ホーチミン間のビジネスクラス往復は、6万マイルちょっとで予約できることもあり、現金で購入するより圧倒的にお得です。
マイルを効率よく貯めるなら、ANAアメックスゴールドカードの活用がおすすめ。
このカードは、日常のショッピング利用でも高いマイル還元率を誇り、さらにANA関連の支払いでマイルが倍増します。
また、入会キャンペーンも実施中で、入会後すぐにまとまったマイルを獲得できるチャンスです。
ANAアメックスゴールドで貯めたマイルを使えば、今回のようなベトナム航空のビジネスクラスにも手が届きます。
「いつかビジネスクラスに乗ってみたい」と考えている方にとって、これは非常に現実的で再現性の高い選択肢。
一歩踏み出せば、マイルを活用した“スマートな海外旅行”を誰でも実現できるでしょう。

まとめ 上質なフライトをお得に楽しむ選択肢
今回搭乗したベトナム航空ビジネスクラス(成田―ホーチミン線)は、短距離ながらも上質な空の時間を味わえるフライトでした。
広々としたシート、穏やかなサービス、そして充実の機内食。ANA便とはまた異なる雰囲気の中で、アジアらしい温かさを感じられる点が印象的です。
さらに魅力的なのは、この快適なフライトをANAマイルで現実的に体験できること。
ANAアメックスカードを活用してマイルを貯めれば、ビジネスクラスでの海外旅行も決して夢ではありません。
「次の旅はマイルで、贅沢な空の時間を。」
そんな選択肢を実現できるのが、ANAマイル活用の最大の魅力です。
次回は、ハノイ・ダナン路線でのビジネスクラス体験も比較してみたいところ。
ANAマイルを上手に使えば、東南アジアの空をもっと自由に、もっとお得に楽しむことができます。
ANAマイルを貯めるには、「ANAアメックスゴールド」が無期限でポイントが貯められるのでオススメです。
マイルへ変換後は有効期限3年なので使う前にマイルへ変換することで実質無期限でマイルを貯められます。
ご興味がありましたら、こちらの記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。

海外で空港ラウンジを無料で利用できる
プライオリティーパスを発行できるコスパ最強のカードはこちら

その他のANAカードはこちら



